水難救助資機材の紹介(水面救助資機材)

救命胴衣

これを着用するとにより人間の上体に、水に浮く浮力体が固定され、泳がなくても頭を水面上に出して浮くことができる。

スローバッグ

水面の要救助者がロープを保持することが出来る場合の救助用、もしくは救助者のレスキュージャケットのレスキューベルト用自己確保ロープ、また、救助者のバックアップ用ロープとしても使用する。

レスキューチューブ

米国において30年前に開発されたライフガードチューブは、大人が2人つかまっても沈まない素材を使用し、潮の流れが速い海でも、確実に溺者を確保し搬送することが出来る。

潜水隊員の個人装備

ウエットスーツ

潜水中に体温が奪われるのを防ぎ、水中の有害な生物および岩礁などによる外傷を防ぐために着装する。

ドライスーツ

潜水中の体温の消耗を防ぎ、水中の有害生物や岩礁などから身を守ることができる。また、汚水から身を守ることができる。

マスク(水中メガネ)

水中で目を開いて見ようとしても、物体はぼんやりとしか見えず、目と水の間を空気の層で覆うことにより水中を観察することができる。またマスクは、目を水中の刺激や汚染水から保護する役目もする。

スノーケル

水面で眼下を見下ろしたままで連続呼吸が出来る器材。息継ぎの都度顔を上げる必要がないので体力の消耗を軽減できる。また、ボンベのエアーを吸わずにすむで、水面移動する場合の必需品である。

フィン

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ブーツ

潜水中に、足から体温が奪われるのを防ぎ保温する。フィンキックで足が擦れたり、危険な生物による外傷、エントリーの際に足元が不安定な岩場などを歩く時、怪我をしないようにするためのもの。

グローブ

潜水をすることによって手がふやけてしまい傷つきやすくなる。手は危険な生物、岩礁などに触れる場合が多いので保護が必要となる。冷水のため手が動かなくならないよう保温の役目も持っている。

ウェイトベルト

ウェットスーツやドライスーツを着用すると水中では浮力が働くので、スムーズに潜行できない。そのため、ウェイトと呼ばれる鉛製の重りをウェイトベルトに通して装着し潜行する。

ベルクロハーネス

ハーネスは、潜水ボンベを固定し身体に背負うための道具で、ボンベ固定用のプラスチック製の板(バックパック)タンク固定用ベルト、タンク固定用金具(タンクバックル)、ナイロンベルト、ステンレスベルトバックルで構成されている。

レギュレーター

ボンベに充填された高圧空気を自動的にダイバーの潜水深度と等しい圧力まで減圧し、ダイバーの呼吸に合わせて供給する器材である。

リフトユニット

ダイバーが深く潜水した場合、ウェットスーツが圧縮されてダイバーの浮力が失われるが、その際、浮力を確保して浮き沈みの小さい中性状態を得る資器材で、水面での待機や水面移動時の浮力確保にも使用する。

空気ボンベ

呼吸する空気を、そのままの体積で水中に持ち込もうとすると、浮力が大きくなりすぎて潜れなくなる。そのため、圧縮した空気を入れるボンベが用いられる。

レギュレター

ボンベに充填された高圧空気を自動的にダイバーの潜水深度と等しい圧力まで減圧し、ダイバーの呼吸に合わせて供給する器材である。

ダイブ用ライト

潜水中のダイバーが照明として使用するもの。

リストコンパス

進行方法や目標物の方向などを正確に知るための器具であり、安全に潜水するためのもの

ダイバー用ウォッチ

水中で、ダイバーが時間計測等に使用するもの。

救出機材

エバックハーネス

要救助者の脇と股に通して、つり上げ救助に使用するもの。

クイックハーネス

要救助者を縛着する救助器具。
主に軽症者などを救出する時に使用する。脇の下にはさみ吊り上げるもの。

水上支援機材

救命ボート

水難救助現場において落水者救助及び搬送、潜水隊員搬送、資器材搬送、水上監視活動、安全管理活動に使用する。船外機を装備しており、操船に際しては小型船舶操縦士免状が必要である。

リフティングバック

水中にある重量物などをエアの浮力を利用して、水中移動及び水面への引き上げ等に使用する。

ノルウェーブイ

検索範囲を特定したり、潜水隊員の現在地を把握するため使用する。

また、ブイを使用して陸上又は船上との無線交信を行うこともある。

水中ナイフ

ダイバーが、水中でからまっているロープ等を切断するためのもの。