
障害突破訓練で心技体を磨く
消防には消防救助技術の向上を目的とした大会があります。私はその種目の一つである障害突破訓練を行っています。
障害突破訓練は高い塀の乗り越え、ロープ渡り、狭い煙道への進入脱出等、様々な障害物を4人の隊員と共に乗り越えゴールする競技です。私はこの訓練で心技体を磨いています。

消防活動に活かせる競技
消防活動を行う上で必要なものは「要救助者を助けたいという気持ち」「責務を実行できる技術」「その活動に耐えうる体力」がある事だと思います。
障害突破訓練は団体種目で唯一、要救助者がいない競技ではありますが、消防活動に必要なロープ結索の技術、100秒以上息つく暇もない活動に耐えられる体力、最後まであきらめない精神力を育むことできます。
これから、この訓練で身に付けた力を消防活動に活かしていこうと思います。

「備え」が求められる仕事
私は以前警察官として働いていましたが、当時出動した交通事故事案等をきっかけに災害現場の最前線に出て、人命救助が出来る消防士になろうと思い転職を決意しました。
消防の仕事は、いつ起こるかわからない災害に対して常に「備え」が求められます。よって、「心技体」が充実している事が大切です。きつい時や苦しい時、成長しているのかわからず不安になる事もあります。
しかし、消防はチームで仕事をしているため、困ったこと、不安なことは先輩方や同期に相談し、出来ない部分は一緒に日々訓練を積み重ね、災害現場で人命救助等の責任を果たすことが我々の仕事だと思います。
ぜひ、一緒に地域の安全を守りましょう。
