ダイオキシン類は、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン、コプラナーポリ塩化ビフェニルという物質の総称です。
 ダイオキシン類は、ものを燃やすと発生するもので、自動車の排ガスやたばこの煙等に含まれている身近な物質です。
 人は日常生活の中において平均して約0.85pg-TEQ/kg/日のダイオキシン類を摂取していると推定されています。この数値は、毎日摂取しても大丈夫な基準「4pg-TEQ/kg/日」よりも少なく、健康に影響を与えるものではありません。
 ダイオキシン類は、「青酸カリよりも毒性が強く、人工物質としては最も強い毒性を持つ物質である」といわれることがありますが、これは、日常の生活の中で摂取する量の数十万倍の量を摂取した場合の急性毒性のことです。
 しかしながら、ダイオキシン類は意図的に作られる物質ではなく、実際に環境中や食品中に含まれる量は超微量ですので、私たちが日常の生活の中で摂取する量により急性毒性が生じることはないと考えられます。

 計画しているごみ処理施設は、「ダイオキシン類対策特別措置法」で定める厳しい排ガス基準をクリアしなければ建設できません。今後建設される施設は、高度な排ガス対策技術を採用し、基準を下回るよう最大限の配慮をした施設となります。

 

   ダイオキシン類の11日摂取量(平成21年度、TEF-WHO(2006)

(環境省パンフレット「ダイオキシン類2012」を参考にしています。)